英検®トレーニング - リスニング・二次試験にも対応
AndroidのみFree· ユーザー評価
英検対策を始めたいのに、単語帳、リスニング教材、英作文の参考書、二次試験の練習を別々にそろえるのは意外と大変です。私が試した「英検®トレーニング - リスニング・二次試験にも対応」は、英検の勉強を一つのアプリにまとめて進めたい人向けの教育アプリです。英単語だけに偏らず、英作文、リスニング、二次試験まで触れられるため、学習の入口を作りやすいと感じました。
開発元はStudySwitch, Inc.で、無料で始められます。対象は英検3級、準2級、準2級プラス、2級です。年齢区分は12歳以上なので、中学生から高校生、そして久しぶりに英検へ挑戦する大人まで使いやすい位置づけです。平均評価は4.6で、評価数はおよそ二千四百件、インストールは十万件以上に達しています。数字だけで実力を決めつけることはできませんが、少なくとも試している人が少ないアプリではありません。
今の学習体験は「広く触れて、弱点を見つける」タイプ
最初に感じた強みは、英検対策を「単語を覚えるだけの作業」にしにくいことでした。英単語の確認から、英文を書く練習、音声を聞く練習、面接形式の二次試験対策まで、試験で必要になる複数の力へ目を向けられます。紙の単語帳だけで勉強していると、読めるのに聞き取れない、知っている単語なのに書けない、といった弱点を見落としがちです。このアプリは、その偏りに気づくきっかけを作ってくれます。
私は、最初から長時間取り組むより、空いた時間に一つの分野を短く進める使い方が合っていると思いました。通学前は単語、帰宅後はリスニング、週末は英作文というように役割を分けると、アプリを開く目的がはっきりします。全部を一度に消化しようとすると、機能の多さがかえって負担になるので、受験級を決めたうえで今週の課題を一つか二つに絞るのがおすすめです。
特に便利なのは、自分の勉強がどの技能に寄っているかを見直せる点です。単語問題は正解できるのに、リスニングで迷うなら、次にやるべきことが見えます。逆に音声練習ばかりで英作文を後回しにしているなら、試験直前に慌てる可能性があります。このアプリは合格を自動的に近づける魔法ではなく、学習の抜けを発見するための道具として使うと価値が出ます。
級をまたいで学べることの意味
対応しているのは英検3級、準2級、準2級プラス、2級です。自分の目標級に合わせて使えるのはもちろん、次の級を意識しながら少し先の内容を確認できるのも良いところです。ただし、難しい級を選べば学習効率が上がるわけではありません。現在の級で語彙や文法が不安定なまま上位級へ進むと、問題文を読むだけで疲れてしまいます。
私なら、まず受験予定の級を中心に進め、余裕が出てから上の級をのぞきます。たとえば準2級を目指す人が2級の問題に挑戦する場合、点数を競うより、知らない語彙や文の長さを確認する診断として使う方が現実的です。反対に、すでに基礎ができていて、次の受験まで時間がある人なら、上位級の素材を少し混ぜることで学習のマンネリを防げます。
毎日の生活に組み込むならこの流れ
現実的な使い方として、私は一日の中で技能を分散させる方法をすすめます。朝は単語を確認し、昼休みや移動中にリスニング、夜に英作文の構成を考える流れです。英作文は、いきなり完成文を書こうとすると重く感じます。まず理由を日本語で整理し、次に英語の短い文へ置き換えるようにすると、アプリでの練習を続けやすくなります。
たとえば部活動のある中学生なら、朝の五分だけ単語を確認し、帰宅後に音声問題へ進み、週末に二次試験を意識した練習をする形が向いています。毎日すべての機能を触る必要はありません。むしろ、平日は短く、休日は弱点をまとめて補う方が、学校の宿題や部活動と両立しやすいでしょう。
高校生なら、模試や過去問で間違えた分野をアプリで補う使い方が効果的です。単語の正答率だけを見て安心せず、聞き取り、記述、面接のどこで失点しやすいかをメモしておくと、アプリを開くたびに目的がぶれません。大人の学び直しでは、通勤中にリスニングを続け、週末に英作文をまとめる使い方が負担になりにくいです。
機能を使い分けると見えてくる強み
単語学習は「覚えたつもり」を減らすために使う
英検対策では、単語を見て意味が分かるだけでは不十分です。音声で聞いたときに認識できるか、英文の中で意味を判断できるか、実際に書くときに使えるかが重要です。このアプリで単語を進めるときは、正解した問題を完全習得と考えず、翌日にもう一度思い出せるかを確認するのがポイントです。
私がすすめたいのは、間違えた単語だけでなく、迷って正解した単語にも印を付ける意識です。二択や選択問題では、偶然当たることがあります。迷った語を放置すると、リスニングや長文で再びつまずきます。短い時間でも、確信を持てなかった語を復習対象にするだけで、単語機能の使い方がかなり変わります。
リスニングは再生回数より聞き方が大切
リスニング対策が含まれている点は、紙の教材との差が出やすい部分です。ただ音声を流して正解を見るだけでは、聞き取れない原因が分かりません。私は一度目は普通に解き、二度目は聞き取れなかった部分を意識し、三度目は意味を思い浮かべながら聞く、という順番が合っていると感じました。
ここで大切なのは、聞き取れなかったときにすぐ音声を何度も繰り返さないことです。先に選択肢や設問を読み、何を聞き取るべきかを決めてから再生すると、音の流れに集中できます。単語の意味は分かるのに音声では分からない場合、発音とつづりの結びつきが弱い可能性があります。そのときは単語学習へ戻るのではなく、音声と英文をセットで確認するのが有効です。
一方で、リスニングを本格的に伸ばすには、アプリだけで長時間の英語に触れる必要はありません。毎日少しずつ聞く習慣と、聞き取れなかった原因を確認する作業が重要です。移動中に流すだけの「ながら聞き」は便利ですが、それだけでは問題形式への対応力が伸びにくいので、集中して聞く時間も別に作ってください。
英作文は書く前の整理に価値がある
英作文対策では、英語力だけでなく、限られた時間で意見をまとめる力が求められます。私は、アプリの練習問題に取り組む前に、賛成か反対か、理由は何か、具体例をどれにするかを短く整理するようにしました。これを先に行うと、英文を書き始めたあとに内容が迷子になりにくくなります。
ここでの実用的なコツは、難しい表現を無理に使わないことです。知っている単語で意味が通る文を作り、主張と理由のつながりを優先します。アプリで英作文に触れられるからこそ、毎回新しい表現を探すより、同じ構成を使って安定して書く練習ができます。表現の幅を広げる段階は、基本の型で時間内に書けるようになってからで十分です。
ただし、英作文の採点結果だけで文章力を判断するのは避けた方がよいでしょう。点数や正誤を確認したら、文法、語彙、内容のどこで問題が起きたかを自分で分類してください。たとえば理由が弱いのか、動詞の形を間違えるのかで、次の復習方法は変わります。この一手間を加えると、単なる問題演習から弱点対策へ変わります。
二次試験対策は声に出して初めて効果が出る
二次試験の練習に対応しているのは、面接を一人で準備したい人にとって心強い部分です。ただ、画面を読むだけでは本番の緊張感は作れません。私は、質問を見たらすぐ答えを確認せず、まず声に出して答える練習をすすめます。短い答えでも、実際に口を動かすことで、黙読では気づかなかった詰まりが分かります。
さらに、答えたあとに「主語と動詞があるか」「理由を一つ足せるか」「同じ語を繰り返していないか」を確認すると、練習の質が上がります。録音機能の有無にかかわらず、自分の声を聞き返す方法を組み合わせると、声量や話す速さも見直せます。二次試験に不安がある人ほど、正解例を読む時間より、自分で答える時間を先に確保してください。
一方で、実際の面接官との会話とは違い、相手の表情や間の取り方に対応する練習には限界があります。家族や先生に質問を読んでもらう、学校で模擬面接を頼むなど、人を相手にした練習を一度は入れた方が安心です。アプリは一人で反復する準備に向いていますが、対人練習を完全に置き換えるものではありません。
アップデート後も意識したい使い方と変わらない課題
現在のバージョンは8.32.1です。長く更新されてきたアプリを使うメリットは、単純な単語練習だけでなく、複数の試験技能を一つの学習環境で扱える状態が整っていることです。リリースは2019年8月1日で、英検対策アプリとして継続的に使われてきた期間があります。とはいえ、バージョン番号が新しいからといって、利用者の学力や合格を保証するわけではありません。
既存ユーザーにとっては、学習の流れを大きく変えずに使い続けやすい点が魅力です。単語だけを使っていた人はリスニングを追加し、リスニング中心だった人は英作文を週末の課題にするなど、今の習慣へ一つずつ機能を足せます。最初から全範囲をやり直す必要はありません。むしろ、現在の勉強に足りない技能を一つ選ぶ方が、アップデートされた環境を活かしやすいです。
ただし、無料で始められる一方、アプリ内購入は一アイテムあたり五百円です。無料部分だけで十分か、有料項目を追加する価値があるかは、受験級と残り時間で判断してください。試験まで余裕があり、まず学習習慣を作りたい人は無料で感触を確かめるのが自然です。直前期で特定の技能を集中的に補いたい人は、購入前に自分の弱点と必要な内容をはっきりさせておくと、衝動的な出費を避けられます。
ここで注意したいのは、アプリ内購入を増やすことが勉強量の代わりにはならないことです。教材を追加しても、復習しなければ知識は定着しません。私は、購入を検討するなら「この機能で何を改善したいのか」を一文で言える状態になってからにするのがよいと思います。目的が曖昧なら、今ある問題を繰り返す方が先です。
紙の参考書や動画と比べたときの立ち位置
紙の参考書は、解説をじっくり読み、書き込みながら体系的に学ぶのが得意です。文法の理由を深く理解したい人や、自分で学習計画を細かく管理できる人には、紙の教材が向いている場合があります。一方、このアプリは問題へすぐ移れるため、勉強を始めるまでの手間が小さいのが強みです。
動画教材は、先生の説明や発音を見聞きしながら理解できる点で便利です。ただ、受け身になりやすく、自分がどの問題で間違えたかを管理しにくいことがあります。アプリは短い演習を自分の手で進められるので、理解したつもりを確認する用途に向いています。理想はどれか一つに決めることではなく、文法の説明は参考書、反復練習はアプリ、発音や面接の確認は人との練習というように役割を分けることです。
英会話アプリと比べると、日常会話の自由なやり取りより、英検の出題範囲と技能別の練習を優先したい人向けです。会話そのものを楽しみたい人、海外旅行の表現を増やしたい人、自然な雑談力を伸ばしたい人には、別のサービスの方が合うでしょう。このアプリを選ぶ理由は、英検という具体的な目標に向かって、単語から二次試験までをまとめて練習できることです。
向いている人と、別の方法を選ぶべき人
このアプリが特に合うのは、英検対策を始めたばかりで、何から手を付けるか迷っている人です。複数の技能を一つの場所で試せるので、自分の弱点を見つけやすく、学習の入口として使いやすいです。学校の教材だけでは練習量が足りない中学生や高校生、まとまった勉強時間を取りにくい社会人にも向いています。
また、単語帳を買ったものの続かなかった人にも試す価値があります。スマートフォンで短く取り組めるため、机に向かう心理的な負担を下げられます。無料で始められるので、最初から教材費を大きくかけず、自分に合うかを確認できます。ただし、スマートフォンを触ると他のアプリへ流れてしまう人は、通知を切る、学習時間を決めるなどの工夫が必要です。
逆に、文法を基礎から体系的に学び直したい人には、これだけでは説明が足りないと感じる可能性があります。英検1級など、対応級の外を目指す人にも適した中心教材とは言いにくいでしょう。面接での反応や発音を細かく指導してほしい人、個別の添削を受けたい人は、先生や専門講座を組み合わせた方が安心です。
すでに過去問で安定して高得点を取れている人の場合も、アプリを全範囲で繰り返す必要はありません。苦手な技能だけを選び、短期間の補助教材として使う方が効率的です。教材を増やすほど安心するタイプの人は、学習時間が分散しないよう、中心となる参考書や過去問を一つ決めてから利用してください。
これから使う人が確認したいポイント
まず、利用できる端末の条件を確認してください。最低OSは10です。自分の端末が条件を満たしているかを先に見ておけば、インストール後に使えないというトラブルを避けられます。年齢区分は12歳以上なので、家庭で中学生が使う場合は、本人の学習目的と利用環境を保護者が一緒に確認すると安心です。
次に、無料でできる範囲を実際に触ってから、必要ならアプリ内購入を考えるのがよいでしょう。料金は一アイテム五百円なので、少額に見えても、目的なく追加すると教材が増えていきます。購入するなら、リスニングを強化したい、英作文を集中して練習したいなど、弱点と結びつけて判断してください。
学習成果を確認するときは、アプリ内の正解数だけでなく、紙に短い英作文を書けるか、音声を一度聞いて要点をつかめるか、質問に声で答えられるかを試してください。画面上の成績が良くても、実際の試験形式で再現できなければ不十分です。週に一度、スマートフォンを見ずに技能を確認する時間を作ると、実力の勘違いを減らせます。
今後の利用で注目したいのは、現在の対応級と複数技能の組み合わせが、学習者の変化にどれだけ寄り添えるかです。英検の目標級が変わったとき、単語中心から英作文や面接中心へ自然に移れるかは、継続利用のしやすさに関わります。新しいバージョンを使う場合も、数字だけを気にするのではなく、自分の勉強が実際に続けやすくなったか、弱点を見つけやすくなったかで判断するのがよいと思います。
私の結論は、英検3級から2級までを目指し、スマートフォンで技能別の練習をまとめたい人なら、まず試して損の少ないアプリです。単語、英作文、リスニング、二次試験を一つの流れに置けるため、勉強の抜けを確認しやすいからです。ただし、深い文法解説、個別添削、対面の面接練習まで一つで済ませたい人には不足があります。
長所
- 英検の級別に学習でき、目標に合わせて使いやすい
- リスニング問題を繰り返し再生でき、聞き取り練習に便利
- スキマ時間でも進めやすい短時間の問題構成
- 解答後に正誤を確認でき、苦手分野を把握しやすい
- 二次試験対策も収録され、面接準備に活用できる
短所
- 級によっては収録問題の量に物足りなさを感じる
- 本格的なスピーキング練習には別途対策が必要
- 学習内容は英検対策に特化し、日常英会話には向きにくい
- 端末や環境によって音声の聞こえ方が変わる場合がある
- 継続利用には自分で学習計画を立てる必要がある
よくある質問
英検®トレーニングは、どの級の学習に対応していますか?
英検®トレーニングは、英検の各級対策を進めたい人向けに、語彙、文法、リスニング、長文読解、英作文、二次試験対策などを学べるアプリです。ただし、対応級や収録されている問題形式はアップデートによって変わる場合があります。ダウンロード前に、自分が受験する級の教材と出題分野が含まれているか確認しておくと安心です。
リスニング対策では、どのような練習ができますか?
リスニング対策では、英検で出題される会話や説明文を聞き、内容に合う選択肢を選ぶ形式の練習に取り組めます。音声を繰り返し聞いたり、スキマ時間に問題を解いたりできるため、聞き取りの苦手な人にも使いやすい設計です。イヤホンを利用すると、発音や細かな音の変化をより確認しやすくなります。
英検の二次試験、面接対策にも利用できますか?
はい、このアプリは英検の二次試験対策にも対応しており、面接で必要となる流れや受け答えを確認できます。音読、質問への回答、意見を述べる練習など、本番を意識した準備に役立ちます。ただし、実際の面接では発音、声量、表情、回答の自然さも評価されるため、アプリだけでなく、声に出す練習や模擬面接も併用するのがおすすめです。
無料で利用できますか?課金が必要な機能はありますか?
基本的な学習機能を無料で試せる場合がありますが、問題数の追加、詳しい解説、特定級の教材、広告非表示など、一部の機能は有料またはアプリ内課金の対象となる可能性があります。利用できる範囲や料金体系は、端末や時期によって変更されることもあります。インストール前にストアの説明と課金条件を確認してください。
英検®トレーニングは、どのような人におすすめですか?
英検の受験を予定していて、通学・通勤中や自宅で効率よく勉強したい人におすすめです。特に、単語やリスニングを毎日少しずつ進めたい人、二次試験の流れを事前に確認したい人に向いています。一方で、詳しい記述添削や講師による個別指導を求める場合は、参考書やオンライン講座、英会話サービスと組み合わせると、より幅広い対策ができます。

















