将棋アプリ 81道場 (日本将棋連盟後援)
AndroidのみFree· ユーザー評価
家族で同じ端末を使って将棋を指したいとき、対局のしやすさだけでなく、誰の記録として遊ぶのか、対局中にどう声をかけるのかまで考える必要があります。私が試した将棋アプリ 81道場は、短時間の一局から真剣なオンライン対局まで対応しやすく、家庭の共有端末でも使い道を作りやすいボードゲームです。単に駒を動かすだけのアプリではなく、対局後に内容を振り返る流れまで意識されている点が印象に残りました。
一方で、これは家族向けの知育アプリとして設計されたものではありません。オンラインで他の利用者と対局するサービスなので、保護者が最初に操作を確認し、端末を使う人ごとの境界を決めておくと安心です。将棋を覚えたばかりの子どもに、いきなり一人で渡すより、最初は隣で画面を見ながら使うほうが、このアプリの良さも注意点も理解しやすいと感じました。
共有端末で一局を始めるときの使いやすさ
例えば夕食後、家族の一人が先に将棋を指し、終わったら別の人が同じスマートフォンで練習する、という使い方が考えられます。81Dojoが開発するこのゲームは、将棋そのものを中心にした構成なので、動画や派手な演出を眺め続けるタイプのアプリとは違い、目的がはっきりしています。盤面を見て、相手の手を待ち、自分の考えを決める。その時間を家庭で共有しやすいのが魅力です。
通常の将棋盤なら、駒を並べる場所と対戦相手が必要です。対面用の将棋アプリなら、端末一台で二人が指せる場合もありますが、オンライン対局を中心に考えると、遠くの相手とも対局できる点が大きく変わります。反対に、家族が同じ部屋で気軽に駒を触りたいだけなら、紙の盤や二人用のシンプルなアプリのほうが準備は少なくて済みます。
私が共有端末で使うなら、最初に「今日は誰が使うか」を決めます。対局の途中で別の人へ渡すと、操作を誤ったり、相手の考えを遮ったりしやすいからです。特にオンライン対局では、画面の前を離れるだけでも相手を待たせる可能性があります。家族で交代する場合は、一局を終えてから端末を渡す、という簡単なルールが実用的です。
将棋を知らない家族が横で観戦する使い方もできます。駒の動きを説明しながら見ると、詰みや守りの意味を会話にしやすくなります。ただし、観戦者が先に手を教えてしまうと、指している人が自分で考える時間を失います。私は、まず本人に候補手を言ってもらい、その後で一緒に盤面を確認する順番をおすすめします。
最初の設定で決めておきたい境界
共有端末で使う場合、アプリを開いた人がそのまま対局を始めるのではなく、利用者を区別して扱う意識が大切です。誰かのアカウントが表示されたままなら、別の家族が同じ状態で操作しないようにします。対局履歴や相手とのやり取りを、自分のものと他の人のものが混ざった状態にしないためです。
ここで重要なのは、アカウントを家族全員の共有名義にするか、それぞれが自分の利用環境を持つかを、先に話し合うことです。将棋の強さや対局結果を個人の記録として見たいなら、共有名義は向きません。逆に、家族が横で一緒に学び、記録を細かく気にしないなら、同じ端末で順番に確認する運用もできます。
私は子どもが使う端末では、保護者が最初にログイン状態や表示内容を確認します。これは特別な家族管理機能を期待するという意味ではありません。画面上でどの操作が対局開始につながるのか、対局後に何を確認できるのかを大人が把握し、使う人に説明するという基本的な準備です。
また、端末を家族で回すときは、対局中に通知や別のアプリへ移らないよう、集中できる環境を作るとよいでしょう。将棋は一手の確認に時間がかかることがあり、途中で端末を置くと、自分だけでなく相手にも影響します。短い一局のつもりでも、最後まで続けられる時間があるかを確認してから始めるのが安全です。
無料で始められる点は、家族で試す際の心理的な負担を下げています。まず大人が触り、その後に子どもへ渡す流れなら、購入を前提にせず使い勝手を確かめられます。ただし、無料だから気軽に途中終了してよい、という意味ではありません。オンライン対局では相手も時間を使っているため、遊び始める前に集中できるかを判断する必要があります。
家族で対局を調整する実際のコツ
家庭内でうまく続けるには、強い人と初心者を同じ条件で競わせ続けないことがポイントです。大人が毎回すぐ勝つと、子どもは駒の動きを覚える前に興味を失うかもしれません。逆に、子どもが考える時間を十分に取り、大人は手を急かさず、対局後に一つだけ良かった点を伝えると、次の一局へつながりやすくなります。
私は、対局中の助言と対局後の振り返りを分ける方法が合っていると思います。対局中に横から指示を出すと、実際に指している人の判断が見えにくくなります。終局後に「この場面では王を先に逃がす手もあったね」と盤面を戻して話せば、感想戦モードを学習の時間として使えます。単なる勝ち負けより、なぜその手を選んだのかを言葉にできる点が有益です。
この振り返りは、将棋経験者にも役立ちます。自分では自然に指した手を、後から説明しようとすると、読みが浅かった場所や、相手の狙いを見落とした場所に気づけます。家族が同じレベルでなくても、強い人が一方的に解説するのではなく、指した本人の考えを先に聞くと、会話として成立しやすくなります。
もう一つのコツは、対局の目的を毎回変えることです。ある日は勝敗を重視し、別の日は駒損を避けることだけを意識する。初心者なら、王を安全にする、駒をただで取られない、といった一つの目標で十分です。オンラインの相手に対して同じ練習をするのが難しい場合は、家族が横で考え方を確認し、対局後に次の課題を決めると使いやすくなります。
もちろん、相手が見知らぬ利用者である場合、家族内の練習と同じ感覚では進められません。相手が長く考えることもあれば、自分が待たせることもあります。家庭で使う前に、子どもには「相手の画面の向こうにも人がいる」と伝えておくとよいでしょう。勝っても負けても、対局を乱す操作をしないことが基本です。
年齢表示と信頼できる使い方
このゲームのコンテンツ表示は3歳以上です。これは将棋盤を扱うゲームとしての年齢の目安であり、幼い子どもがオンライン環境を一人で使うことまで保護者が任せてよい、という判断とは別に考えたほうがよいでしょう。年齢表示だけで家庭内の使い方を決めず、実際の操作と対局相手との関わり方を見て判断するのが現実的です。
小さな子どもには、まず大人と盤面を見て駒の動きを覚える使い方が向いています。すぐにオンライン対局へ進むより、王、飛車、角などを一つずつ確認し、駒を置く操作に慣れるほうが混乱しません。読み書きや時間管理に不安がある場合も、保護者が隣で進行を説明すると、ゲームの流れを理解しやすくなります。
小学生以上で将棋に興味がある子どもなら、対局後の振り返りを目的に導入する価値があります。負けた直後は悔しさが先に立つため、すぐに反省を求めるより、少し時間を置いてから盤面を見直すほうが話しやすいです。私は、結果を評価するより「どの手を考えるのが難しかったか」と尋ねるほうが、次の学習につながると感じました。
大人の利用者にも、共有端末ならではの注意があります。自分の対局を家族が勝手に操作しないこと、子どもの対局に大人が無断で介入しないことを決めておくと、アカウントや記録をめぐる不満を避けられます。家庭内であっても、誰が指しているのかを曖昧にしないことが、オンライン対局を信頼して使う第一歩です。
81道場は、一般的なカジュアルゲームのように、数分だけ触ってすぐ別の遊びへ移る設計を期待すると、少し堅く感じるかもしれません。将棋を考える時間そのものを楽しみたい人には合いますが、家族全員が同じテンポで遊べるとは限りません。特に、すぐ結果が出るゲームを好む人には、待ち時間や盤面を読む作業が負担になる可能性があります。
日常で役立つ具体的な使い方
私なら、平日の短い時間には一局だけと決め、週末には対局後の感想まで含めて使います。平日に何局も詰め込むと、勝敗だけが印象に残りやすくなります。一局のあとに「今日は相手の王の近くをどう攻めたか」を確認するだけでも、アプリを開く目的がはっきりします。
家族の中で棋力に差がある場合は、強い人が初心者の手を先回りして決めないことが大切です。初心者が迷っているときは、候補を二つに絞る質問をする程度に留めます。「王を逃がす手と、駒を取りに行く手なら、どちらが安全そう?」のように聞けば、考える余地を残せます。これは、対局を勝つためだけでなく、盤面を見る習慣を作る方法です。
感想戦モードを使うときは、最初から全局を完璧に分析しようとしないほうが続きます。大きく形勢が変わった場面を一つ選び、別の手を指したらどうなったかを家族で考えます。子どもが使う場合は、正解をすぐに示すより、「相手が次に何をしたかったと思う?」と問いかけると、相手の狙いを見る練習になります。
オンラインで知らない相手と指す前には、家庭内で操作を確認しておくと安心です。駒を動かす、手を確定する、対局を終える、といった基本の流れを大人が見せます。操作に迷ったまま始めると、本人は将棋ではなく画面の扱いに集中することになるためです。これは初心者だけでなく、久しぶりに将棋をする大人にも有効です。
また、共有端末では充電状態と通信環境も確認しておきたいところです。途中で端末を家族へ渡す予定があるなら、対局の開始前に時間を確保します。将棋は「あと少しだけ」で終わらないことがあるため、寝る直前や外出直前より、終局まで余裕のある時間帯が向いています。
他の将棋アプリや盤との違い
将棋を一人で覚えたい人には、CPU対戦や詰将棋を中心にしたアプリが便利な場合があります。相手の都合を待たず、自分のペースで何度も同じ問題に取り組めるからです。81道場はそのような一人用の反復練習だけを目的にするより、オンラインで人と指し、対局後に内容を確認したい人に向いています。
家族同士の対面対局だけなら、実物の盤には独特の良さがあります。駒を手に取り、盤全体を見渡しながら会話できるため、幼い子どもには画面より分かりやすいこともあります。一方で、相手が外出中でも対局できることや、対局の流れを振り返りやすいことは、オンライン型の強みです。私は、実物の盤を置く場所がない家庭や、離れて暮らす家族と将棋を続けたい人に、こちらの価値が出やすいと思います。
カジュアルな対戦ゲームと比べると、81道場は勝敗を派手に演出するより、将棋の対局そのものを重視しています。そのため、ゲームらしい報酬や短時間の刺激を求める人には物足りないかもしれません。逆に、対局相手の一手を待ち、自分の読みを試し、終わった後に考え直すという流れを好む人には、余計な要素が少ないことが長所になります。
現在のバージョンは2.4.9で、Androidでは7.0以上が必要です。古い端末を家族用に使い回している場合は、導入前にOSの条件を確認しておくと無駄がありません。対応環境を満たしていても、共有端末に多くのアプリを入れていると、家族が目的のアプリを見つけにくくなることがあります。ホーム画面の置き場所を決めておくと、子どもが迷いにくくなります。
向いている人と、別の選択がよい人
このゲームが特に合うのは、オンラインで将棋を指したい人、対局後に自分の手を振り返りたい人、家族と将棋の考え方を話したい人です。将棋を始めたばかりでも、保護者や経験者が横で支えれば、単なる勝敗以上の学びを作れます。世界中の利用者を意識したオンライン対局サイトのスマートフォン向けアプリとして、対戦相手を家族の外にも広げられる点は魅力です。
一方、将棋のルールをまだ知らず、まず駒の動きだけをゆっくり学びたい幼児には、紙の教材や対面で教える方法が合うかもしれません。相手を待つことが苦手な人、短い操作で完結するゲームを求める人にも、最初の選択としては別のアプリのほうが満足しやすいでしょう。オンライン対局に責任を持てない状況、たとえば移動中で通信や集中が安定しない場合も、無理に始めないほうがよいです。
評価は4.6の平均で、評価数はおよそ2.2千件あります。インストール数は5万以上で、将棋アプリとして一定の利用者に選ばれていることが分かります。数字だけで自分に合うとは判断できませんが、無料で試せるため、家庭の端末で操作感を確認してから続けるという選び方はしやすいです。
開発者は81Dojoで、2015年7月23日に公開されています。年齢表示は3歳以上です。長く使われている将棋サービスの流れをスマートフォンで触りたい人には、導入のきっかけになります。ただし、公開時期が古いから悪い、あるいは新しいから使いやすい、と単純には言えません。実際には、現在の端末で盤面が見やすいか、家族が操作を理解できるかを確かめることが重要です。
家庭で使うなら、将棋を共有するための道具として
私の結論は、将棋を家族の会話や継続的な練習につなげたい家庭には、81道場をおすすめできます。特に、対局後の感想戦を使って一局を学びに変えられる点は、一般的な対戦アプリとの差として大きいです。勝ち負けを記録するだけでなく、どこで考えが変わったのかを話せるため、親子や兄弟で同じ盤面を見ながら過ごせます。
ただし、共有端末で使うなら、利用者の切り替え、対局中の交代、オンライン相手への配慮を家庭内で先に決めてください。子どもが使う場合は年齢表示だけに頼らず、最初は大人が隣で操作と対局の流れを確認するのがよいでしょう。アカウントや記録を曖昧にしないことも、家族で長く使うための重要な準備です。
将棋を静かに考える時間が好きで、知らない相手との対局や振り返りにも興味があるなら、無料で試す価値があります。反対に、すぐ終わる遊びや完全な一人用練習だけを求めるなら、CPU対戦や詰将棋中心のアプリを選んだほうが目的に近いでしょう。私は、家族で一局を指し、その後に一緒に考え直したい人にこそ、このアプリをすすめます。
長所
- オンライン対局の相手が多く、時間帯を問わず対戦しやすい
- 棋譜を保存して後から自分の指し手を検討できる
- 段級位制度があり、実力の近い相手と対局しやすい
- 観戦機能で他ユーザーの対局や上級者の手順を学べる
- 日本将棋連盟後援で、将棋アプリとしての信頼感がある
短所
- オンライン対局が中心で、通信環境によって快適さが左右される
- 初心者には専門用語や操作方法が少し分かりにくい
- 対局相手によっては待ち時間が長くなることがある
- 強いユーザーも多く、始めたばかりだと難しく感じやすい
- 一部の機能や画面デザインに古さを感じる場合がある
よくある質問
将棋アプリ「81道場」とは、どのようなサービスですか?
81道場は、オンラインで将棋を対局できるWebサービスおよびアプリです。日本将棋連盟後援のサービスとして知られており、国内外のユーザーとリアルタイムで対戦できます。通常の対局だけでなく、棋譜の確認、観戦、チャット、段級位を意識した対局などにも対応しているため、初心者から経験者まで幅広く利用できます。
将棋初心者でも81道場を利用できますか?
初心者でも利用できますが、最初は対局の流れや操作方法に慣れるまで少し時間がかかる可能性があります。駒の動かし方を理解している人であれば、実戦を通してルールや考え方を学べます。対局相手の棋力が自分と大きく異なる場合もあるため、まずは短時間の対局や練習向けの設定から始めると安心です。
81道場では、どのような対局や機能を利用できますか?
81道場では、持ち時間や秒読みを設定したオンライン対局を楽しめます。対局後に棋譜を確認できるほか、他のユーザーの対局を観戦したり、チャットで交流したりすることも可能です。大会やイベントが開催される場合もあり、単に将棋を指すだけでなく、継続的に棋力向上を目指したい人にも適しています。
81道場を利用するには会員登録が必要ですか?
利用できる機能や参加方法によっては、アカウント登録が必要になる場合があります。登録することで対局履歴や成績、段級位などを管理しやすくなり、継続して利用する際にも便利です。登録時にはユーザー名などの情報を設定するため、公開範囲やチャットでの発言には注意し、個人情報を不用意に入力しないことをおすすめします。
81道場を使う際に注意すべき点はありますか?
オンライン対局では、通信環境や端末の状態によって接続が不安定になり、対局が中断される可能性があります。また、対戦相手との棋力差や持ち時間の設定によっては、初心者が難しさを感じることもあります。チャット機能を利用する場合は、相手への礼儀を守り、不快な発言や個人情報の共有を避けて、マナーを意識して楽しみましょう。

















