いちまると旅しよう! しりもじ漢検
AndroidのみFree· ユーザー評価
漢字の勉強は、机に向かって書き取りを続けるだけだと、子どもにとって急に重たく感じられます。私が実際に触ってみた「いちまると旅しよう! しりもじ漢検」は、漢字検定の学習をゲームとして始めたい子どもに向いた教育ゲームです。公益財団法人 日本漢字能力検定協会が開発しており、漢検の十級から五級までを対象に、いちまると一緒に進む感覚で漢字に触れられます。
無料で使い始められる点も、家庭で試すときには大きな魅力です。対象年齢は三歳以上で、Androidでは七・〇以降に対応しています。公開日は二〇一九年一月十五日、現在のバージョンは一・二・十です。長く使われてきた教材系ゲームなので、流行のゲームを探している人より、遊びの入口から漢字への抵抗感を減らしたい人に合います。
遊び始めの軽さと、端末で感じる動き
最初に感じたのは、学習アプリ特有の堅さが比較的少ないことでした。漢字を覚えようと構えるより、短い時間にいちまると旅をするつもりで起動できるため、勉強を始めるまでの心理的な負担が小さく感じられます。特に、学校から帰った直後や、夕食前の少し空いた時間に向いています。
ただし、これは大規模なアクションゲームのような派手さを目当てにする作品ではありません。画面の切り替えや問題への回答を中心に進める教育ゲームとして見るべきで、速い反応や複雑な操作を楽しむタイプではありません。私の印象では、端末の性能を競うような内容ではなく、学習のテンポを崩さないことが重要なゲームです。
子どもが一問ごとに考える時間を取れるため、表示が速すぎて置いていかれる感じはありません。反対に、テンポの速いゲームに慣れている子には、展開がゆっくりに思える可能性があります。ここは欠点というより、正解まで急かさずに漢字を確認する教材としての性格です。
保護者が気になるのは、古い端末でも動かせるかという点でしょう。対応するAndroidの範囲は広く、最低動作環境はAndroid七・〇です。ただし、実際の快適さは端末の状態や空き容量、ほかに起動しているアプリにも左右されます。私は、使う前に不要なアプリを閉じ、OSを更新できる状態なら更新しておくのが無難だと思います。
短時間学習に向く理由
このゲームの良さは、一度に大量の漢字を詰め込むのではなく、子どもが「もう少しやってみよう」と思える入口を作れるところです。漢字の書き取り帳を開くのを嫌がる子でも、旅の雰囲気があることで始めやすくなります。毎日長く遊ばせるより、保護者が「今日は少しだけ」と区切って使うほうが、学習ゲームとしての良さを生かせます。
私なら、最初の数日は子ども一人に任せず、隣で問題の読み方や答え方を確認します。操作を覚えた後は一人で進めさせ、最後に「どんな漢字が出た?」と聞く流れにします。これなら、ゲームを起動しただけで学習が終わったことにせず、実際に漢字を思い出す時間を作れます。
短く遊んで、あとから一つだけ言葉にするという使い方が、このアプリには特に合います。たとえば、画面で見た漢字を使った言葉を一つ挙げてもらうだけでも、正解を押して終わるより記憶に残りやすくなります。これはアプリ任せにせず、家庭で少し補助することで効果を伸ばせるポイントです。
長く使う場面で見える負荷と安定性
短い学習では扱いやすい一方、長時間連続で遊ばせる用途には向きません。漢字の学習は、同じ画面を何度も進めるより、集中できる時間を区切ったほうが効率的です。子どもが夢中になって続けたがる場合でも、休憩を挟み、目や姿勢を整えるほうがよいでしょう。
端末への負荷については、漢字を学ぶためのゲームとしては比較的控えめな部類だと感じます。高画質の映像を長時間再生するゲームではないため、性能の高いスマートフォンを用意しなければならないタイプではありません。ただし、古い端末でほかのアプリを多数動かしていると、切り替え時に待たされることはあり得ます。
特に負荷を感じやすいのは、ゲームそのものを連続して動かす場面より、別のアプリから戻ったときや、端末のメモリに余裕がないときです。子どもが学習中に動画アプリへ移動し、また戻るような使い方をするなら、最初から必要なアプリを絞っておくと安心です。これはこのゲームに限った話ではありませんが、子ども用端末では体感差が出やすい部分です。
また、漢字の問題に集中したいときは、通知を減らしておくことを勧めます。通知が画面に出ると、子どもはゲームよりそちらに興味を持ちやすく、学習の流れが途切れます。アプリの性能を上げる方法ではありませんが、実際の使いやすさを左右する準備です。
途中で止まったときの考え方
教育ゲームで困るのは、子どもが頑張っている途中で動作が止まることです。このアプリを使うときは、最初から一回の学習を短く区切っておくと、万一中断しても負担が小さくなります。長い進行を一度に任せるより、一区切りごとに休む使い方のほうが、学習面でも端末面でも現実的です。
もし画面の反応が遅くなった場合は、まずほかのアプリを終了し、端末を休ませてから再度試します。それでも不安定なら、端末の再起動や空き容量の確認を行います。私は、子どもが使う前に保護者が一度通して操作し、戻る操作や再開の流れを確認しておくとよいと思います。子どもの前で慌てずに済むからです。
ただし、ここで大切なのは、復旧方法を複雑にしすぎないことです。学習のたびに設定を調整しなければならないなら、子ども向け教材としての良さが薄れます。基本的な再起動やアプリの再起動で済む環境を作り、それでも問題が続く場合は無理に使い続けない判断が必要です。
家庭での具体的な使い方
私がすすめるのは、朝の支度前に数分、または宿題の前に短く遊ぶ方法です。朝は時間が限られるので、子どもが迷わないように保護者が起動まで手伝います。夕方なら、宿題の休憩として使い、終わった後に出てきた漢字を紙に一つだけ書いてもらいます。ゲームと手書きをつなげることで、画面上の正解を実際の学習へ移せます。
兄弟で使う場合は、年齢や漢字の理解度が違う点に注意が必要です。対象範囲は十級から五級までと広いものの、同じ問題を同じ速度で楽しめるとは限りません。上の子には答えを先に言わないよう頼み、下の子には読み方を考える時間を与えるなど、競争ではなく順番制にすると学習の雰囲気を保ちやすくなります。
保護者が漢字検定を意識している家庭なら、級の学習を始めるきっかけとして使うのもよいでしょう。ただし、合格を目指す勉強をこのゲームだけで完結させるのはおすすめしません。ゲームで興味を持たせた後、書く練習、読みの確認、間違えた漢字の復習を別に加える必要があります。
逆に、すでに漢字をかなり書ける子には、入門用として物足りなく感じられるかもしれません。その場合は、紙の問題集や実際の書き取りを中心にして、気分転換として使うほうが有効です。ゲームを主教材にするか、補助教材にするかは、子どもの現在の理解度で変わります。
安定して使える人と、別の方法が合う人
評価は平均三・六で、評価数は百五十件ほどです。利用者が五万人を超えていることから、漢字検定協会の公式教材を試したい家庭に一定の関心を持たれていることが分かります。私はこの数字だけで品質を決めるのではなく、公式性と対象級の分かりやすさを重視して判断します。
公益財団法人 日本漢字能力検定協会が手がけているため、漢字検定に関係する学習を始めたい人には安心感があります。少なくとも、一般的なパズルゲームに漢字を後から付け足したものではなく、漢字学習を中心に考えたゲームとして選びやすい存在です。
安定性の面では、対応OSを満たしている端末で、ほかのアプリを整理した状態なら、短時間の学習に使いやすいと考えます。一方で、端末が古く、ストレージがほとんど残っていない場合や、子どもが動画やゲームを同時に使う場合は、動作より先に運用面でつまずく可能性があります。アプリを入れれば必ず快適になるわけではありません。
無料で始められるのは、子どもに合うか試したい家庭にとって大きな利点です。費用をかける前に、操作を嫌がらないか、対象の級が合っているか、保護者が補助できるかを確認できます。無料だからといって、学習の成果まで自動的に得られるわけではないので、使う時間と目的は家庭で決めておくべきです。
通常の漢字ドリルとの違い
紙の漢字ドリルは、書く量を確保しやすく、間違いを見返しやすいのが強みです。自分の字の形や書き順を確認したいなら、紙のほうが向いています。一方、このゲームは、漢字学習を始めるきっかけ作りや、机に向かう前の気分づくりで優れています。
一般的な漢字クイズアプリと比べると、漢検の級を意識して選びやすいところが特徴です。何となく漢字問題を解くのではなく、検定に関係する範囲を学びたい家庭にとって、目的を定めやすくなります。ただし、クイズだけで書く力が伸びるわけではないため、書き取りを重視するなら別の教材を併用します。
動画教材と比べた場合は、受け身になりにくい点が魅力です。動画は説明を聞きながら理解できますが、子どもが見ているだけになることもあります。このゲームでは、自分で答えを選ぶ場面があるため、少なくとも画面に対して反応する必要があります。それでも、答えを適当に押して進める可能性はあるので、時々保護者が内容を聞いて確認すると安心です。
このゲームを選ばないほうがよいケース
漢字検定の直前で、短期間に大量の問題をこなしたい人には、これだけでは不足します。試験対策では、間違えた漢字を記録し、書き取りを繰り返し、時間を測って問題に取り組む必要があります。このゲームは、学習のスタートや復習の補助としては便利ですが、直前対策の全工程を代わりに担うものではありません。
また、保護者が画面時間をできるだけ減らしたい家庭にも、紙のドリルのほうが合う場合があります。教育目的でも画面を見ることには変わりないため、利用時間を決められないなら、アプリの魅力を生かしにくくなります。私は、無料であることより、家庭のルールに無理なく入るかを優先して選びます。
対象年齢は三歳以上ですが、三歳の子どもが十級から五級までの漢字を同じように学べるという意味ではありません。年齢表示だけで判断せず、ひらがなの読み、画面の指示を理解する力、漢字への興味を見てください。小さな子には、保護者が読み上げながら一緒に使うほうが自然です。
端末条件を整えたうえでの結論
「いちまると旅しよう! しりもじ漢検」は、漢字を嫌がる子どもに、いきなり書き取りを押しつけず、ゲーム感覚で触れさせたい家庭におすすめです。十級から五級までを対象にしているため、漢検を意識した学習の入口としても使いやすく、無料で試せる点も選びやすさにつながっています。
性能面では、重い映像表現を目的としたゲームではないので、対応するAndroid端末で短時間使う分には、過度な性能を求める必要はないと判断します。ただし、古い端末、少ない空き容量、複数アプリの同時使用が重なると、起動や復帰の場面で不快感が出る可能性があります。使う前に端末を整理し、通知を減らし、学習時間を区切るだけでも体験は安定しやすくなります。
私の最終的な評価は、漢字学習の主役というより、始めるきっかけとして優秀な補助ゲームです。子どもが楽しんで正解を選んだ後、保護者が一つの漢字を声に出させたり、紙に書かせたりすれば、ゲームの軽さを本当の学習につなげられます。反対に、書く力や検定直前の実戦力だけを求めるなら、ドリルや過去問題を優先してください。
公式の漢字学習ゲームをまず試したい、子どもが漢字に苦手意識を持つ前に楽しい入口を作りたい、そして家庭で短時間の復習を続けたい。そういう人には、私は気軽に候補へ入れてよいと思います。端末の状態と使う時間を整え、ゲームの後に小さな復習を加えることが、このアプリを最も生かす方法です。
長所
- 漢字検定を意識した問題で、学習目標を立てやすい
- しりとり形式で遊べるため、漢字学習への抵抗感が少ない
- 短時間で取り組め、通学中や休憩時間にも使いやすい
- 子どもが親しみやすいキャラクターと画面構成になっている
- 繰り返し遊ぶことで漢字の読み方を自然に復習できる
短所
- 対象となる漢字や検定級が限られ、上級者には物足りない場合がある
- ゲーム性が中心で、書き取り練習をしたい人には機能不足
- 問題の答えを覚えるだけになりやすく、応用力は別途必要
- 端末やOSによっては動作や表示に違いが出る可能性がある
- 漢字学習に興味がない子どもには継続利用が難しいことがある
よくある質問
「いちまると旅しよう! しりもじ漢検」はどのようなアプリですか?
「いちまると旅しよう! しりもじ漢検」は、漢字の読み方や知識を楽しみながら学べる子ども向けの学習ゲームです。キャラクターのいちまると一緒に進みながら、しりとりのように前の漢字の最後の音を手がかりにして、次の漢字を答えていきます。遊びの感覚で漢字検定対策に取り組める点が特徴です。
どの年齢や漢字検定の級に向いていますか?
主に小学生や、漢字を楽しく復習したい子どもに向いています。対応する漢字の範囲や問題レベルは、目指す漢字検定の級によって異なるため、ダウンロード前にアプリ内の対象級や対応学年を確認することをおすすめします。初めて漢字検定に挑戦する子どもの基礎固めや、授業で習った漢字の復習にも活用しやすい内容です。
無料で遊べますか?課金や広告はありますか?
基本的なプレイ料金、広告表示、追加コンテンツの有無は、配信時期や利用する端末、ストア版によって変更される場合があります。無料で入手できる場合でも、一部機能が有料だったり、関連教材の購入を案内されたりする可能性があります。保護者がダウンロード前にストアの料金表示とアプリ内課金の項目を確認してください。
インターネット接続なしでも利用できますか?
問題を解く機能の一部は、端末にデータが保存されていればオフラインで利用できる可能性があります。ただし、初回起動時のデータ取得、アップデート、ランキングや学習記録の同期などにはインターネット接続が必要になることがあります。外出先で使う予定がある場合は、事前に通信環境のある場所で起動し、実際の動作を確認しておくと安心です。
子どもの学習用として使う際に注意することはありますか?
ゲーム形式なので取り組みやすい一方、遊ぶことだけが目的になると、漢字の書き取りや意味の理解が不足する場合があります。正解数や進行度だけで判断せず、間違えた漢字をノートに書いたり、読み方や使い方を声に出して確認したりすると学習効果が高まります。また、アプリ内課金や外部リンクがある場合に備え、保護者が利用時間と端末の設定を管理することをおすすめします。

















